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ドイツ映画知ってます!?

「最近、どんな映画見た?!」と聞かれてほとんどの人はハリウッドのアクション映画や韓流映画と答える人が多く、 「ドイツ映画」と答える人はちょっとマニアでは?!と思うくらいドイツ映画はそれほど観られていません。 ドイツ映画で知名度があるのは「ラン・ローラ・ラン」や「グッバイ・レーニン」、そのほかはほとんど知られていないはず。しかし!!私は声高々に言いたい!!
「実はドイツ映画はおもしろいんだよぅぅぅぅ!!」って・・・。

観だしたらケッコウハマリマス

ドイツ映画には独特のユーモアがあったり、これまでの歴史背景を語る作品、現代アートな映像で魅せるものなどそれこそ多種多様! 「そんなに言うならどんなものがあるんじゃい!!」と思っている方のために選りすぐりのドイツ映画をドンドン紹介します。
もし、気になるものがあれば是非とも一度観てみて下さい!!mamo1980

映画レビュー

アンナとロッテ

【ストーリー】 舞台はドイツのケルン。幼い双子の姉妹が両親の死をきっかけに 離ればなれに。姉は重労働をさせられ、 結核もちの妹はオランダの裕福な家庭で、何不自由なく育ち…だけなら聞いたような話ですが、舞台は第二次世界大戦時のドイツとオランダ。 家から逃れ、ドイツの名のある伯爵家でメイドをしていた姉のアンナ、ユダヤ人青年と婚約した妹のロッテ、 再会を果たしてハッピーエンド、というわけにはいかない。ナチス将校と結婚した姉アンナを許せず、晩年へと話は進んでいく…。 【レヴュー】 まずのっけの引き裂かれるシーンから涙を誘おうとしている音楽が小憎らしい。 なんか惜しいな。題材も興味深く、ストーリーも良かった。ええ、泣きましたけども。 まず人物描写がもう少し深く描かれていたらなあ。 時代背景の描写、 あえて残酷なシーンはあまりなく。 ナチ将校もものすごく好青年で、いや洗脳されて当然なのに、 きれいな思い出にするのね。 うん、綺麗な話だったけど。でもアンナ役のナディヤ・ウールが ハマり役で、 現代のオードリー・ヘップバーンのような芯から出てくる美しさを持っていて、 みっけた!という感じ。 それだけで観るのもありでしょう。んで泣くけどね。ふふ。 <Kaori>

ベルリン、僕らの革命

【ストーリー】 ウエイトレスをしながら路上でデモやチラシ配りをするユール、その彼のピーター、 その親友ヤン。三人とも金持ちが牛耳る不公平な社会への怒りから、変革を理想に掲げている。 巷でニュースになっている、金持ちの家に入っては何も盗まず家財を広間に積み上げ、 メッセージを残すエデュケーターズ、が彼ら二人によるものとは彼女のユールも知らない。 しかしユールには交通事故で多額の賠償責任を追ってしまった過去があり、家賃を滞納して 大家に立ち退きを通告された事から、海外旅行中の彼ピーターの知らぬところで励まそうとした ヤンとエデュケーターズの活動に加わる事になる。交通事故の相手、会社重役のハーデンベルク邸に 入ったが、現場に証拠を残した事でハーデンベルクに見つかってしまい、帰ってきたピーターと 共に誘拐、三人の革命が始まる。
【レヴュー】 これはおもしろかった!最後が決まるとものすご満足感を 得られますよね、小説しかり映画しかり。そして誘拐したハーデンベルクが学生時代には 過激な左翼運動家だったという事実を知り、論議をかわすところも深みを増して、 興味深い中身のある作品になっています。最後のオチは、「はっはーん!」なりますよ。 よくでけてます。 <Kaori>

アウトバーンコップ

【ストーリー】 世界一有名な高速道路、アウトバーンを舞台にしたカーアクション満載のドイツTVドラマ。現地で最高視聴率37.1%を記録した人気番組であり、ベンツ、ポルシェ、BMW、フェラーリなどの高級車が200kmオーバーで繰り広げるカーチェイスは迫力満点。
【レヴュー】 夜の娯楽が少ないドイツで、テレビの重要性は高い。夜の民放、ゴールデンタイムは、決まって映画である。ドイツでは、変に下品なバラエティよりも、派手なハリウッド映画のほうが、視聴率が取れたりするのだ。 同じ映画を夜中に再放送することもあるほど、映画はドイツのテレビ界では重要なコンテンツだ。 逆の見方をすれば、それしか放送するものがない、実はコンテンツ制作力がない、ということの証明だったりして・・・。いやいや、そんなことはない。ドイツのテレビドラマだって、がんばっているのだ。ドイツでは警察モノ、サスペンスモノのドラマのウケがよく、中には長く続くシリーズものだってあるのだ。 そんなドイツ刑事ドラマの一つがアウトバーンコップ。ドイツ名、Alarm fuer Cobra 11 - Die Autobahnpolizeiドイツの高速道路、アウトバーンの高速警察隊、コードネーム、Cobra11。彼らが、速度制限なし(基本的にないが、天候や都合による制限はある)のこの道路にはびこる犯罪に立ち向かう、という物語である。 ド派手なアクション、カーチェイスで、BMWやらベンツがあっという間にメチャクチャになる姿が圧巻、というか、我々日本人にとっては「ああ、もったいない」。アクション重視のドラマに見えるが、ストーリーも○。陰湿な犯罪者、影の組織など、ドイツ人が好みそうなダークな話の展開が、スピーディーで手に汗握る。 わずか45分の間にそれらをうまく組み合わせて完結させてくれるので、見た後の爽快感がたまらない。一話見ると、また一話、もう一話、という風にハマっていくこと、間違いなし。 このドラマ、日本ではDVDで見ることができる。1シリーズを丸ごとボックスセットで手に入れることができる。このボックスセット、日本版特典は、特製警察手帳!(笑)現在日本で発売中のものは、アラームシリーズとコブラシリーズの2つ。本国ドイツでは1995年から最新の2003年まで合計7シリーズ制作された。制作したテレビ局RTLのサイトには一話あたり20台の車を「消費」とある。2500台の車を破壊した回(?)もあるとか。PS2のゲームまである。西部警察も腰を抜かす刑事ドラマなのだ。 <mi2ru>

ベルンの奇蹟

【ストーリー】 日本中がワールドカップで盛り上がる中、サッカーを通じて「父と子の絆の回復」を描いた感動作が登場! 『ラン・ローラ・ラン』『グッバイ!レーニン』等、近年日本で評価されているドイツ映画。今作は映画ファンはもちろん、俳優での実写化は不可能と言われた決勝戦もCGでリアルに再現!1954年7月4日、サッカーWカップでのドイツの歴史的優勝を背景に父と子の絆の再生、そして敗戦国の再生をも描いた感動のファンタジック【ストーリー】! 2004年ロカルノ映画祭観客賞受賞! 皇帝ベッケンバウアー、宮本恒靖(サッカー日本代表)も絶賛! 特典映像として貴重な当時の試合の模様もダイジェスト収録! サッカーをこよなく愛する11歳のマチアスの元に、戦争から父が帰って来た。が、父はすっかり自身と誇りを失っていた。「ずっと会いたかったお父さん。ボールを蹴ろうよ」マチアスは父に反発しながらも、少しずつ絆を回復していく…。
【レヴュー】 世界中の人々がみんな好きなスポーツ、サッカー。「好きな」、というよりは、これはむしろ「アツくなってしまう」といったほうがいいかもしれない。 サッカーにはあまり興味のない人でも、「ワールドカップ」と聞けば、ついつい自分の国のサッカーチームのことが気になる。チームの誰が好きで、誰のプレーが絶妙で、なんて話はホンモノのファンに任せておいて、とにかく勝てばそれでいいんだ。サッカーは、世界中の人々に同じような連帯感を平等に与えてくれる、そんなスポーツだ。 第二次世界大戦の敗戦国となったドイツ。そのドイツに、夢と希望を与えてくれたのが、サッカーだった。 1954年7月4日という日。ドイツが、サッカーのワールドカップで見事優勝した日である。開催地、スイスのベルンで起きたこの「奇蹟」を、サッカーが大好きな一人の少年の目を通して描いた映画が、「ベルンの奇蹟」だ。 ルール工業地帯の町、エッセン。工場の排煙が空を覆うこの町で、サッカーが大好きな少年、マティアスは、貧しいながらもいきいきと暮らしていた。 母は居酒屋で働き、兄と姉がいる3人兄弟の末っ子だった。父はソ連の捕虜として戦死した、と聞かされていて、その姿を見たこともなかった。 そんなマティアスにとって、地元のサッカー選手、ヘルムート・ラーンは父か兄のような存在で、マティアスがそばにいると、ラーンはいつも大活躍するのだ。 物語は、マティアスの死んだはずの父が、生存していて帰ってくるところから始まる。初めて見る、厳格な父。だが、戦争から帰還した彼は、炭鉱の仕事に就くも、その仕事に、そして、家族ともなじめない。 自分の理想と現実とのギャップに父は苦悩し、落ち込む。父は、サッカーには情熱すら感じられず、そんなサッカーが好きで仕方がない息子マティアスを理解できない。それどころか、禁止すらしてしまう。父の理解を得たいと思いながらも、憧れのラーンのいる、ワールドカップを見に行きたいマティアス・・・。 父と子は、わかりあえるのだろうか・・・。そして、1954年7月4日「ベルンの奇蹟」のその日・・・。 ルール地方のエッセンという町は、今は大都会になっているが、かつては炭鉱で栄えた町で、オープニングの映像での工場の排煙は、とてもリアルだ。 ルール地方は、今は人口密度が極めて高い大都市の多い地方だが、日本の都会に比べてはるかに緑が多くて驚く。過去の悲惨な汚染があったからこそ、環境先進国といわれる今のドイツの反省と努力があったんだ、と感じることができる。 エッセンも、近隣のドルトムントやボーフムも、サッカー人気の高い町で、その人気の高さは当時から変わらないのだろう。そして、物語中盤、兄が向かう場所で待っている「未来」を知っている今の我々は、複雑な気分になる。 父と子、そしてドイツ国民の明るい未来を担う、サッカー。日本でのサッカー熱はここ数年の話だが、ドイツはずっと以前から、国民的スポーツだったのだ。 日本人の中には、同じ敗戦国として苦悩し続けた日本での、当時の国民的ヒーローと重ね合わせる人もいるのではないだろうか? この映画は、今のサッカーファンと、当時の人々、もちろんサッカーを知らない人々にも、共通の感動を生んだにちがいない。2006年、次のワールドカップはドイツ。 今度はどんな「奇蹟」が待っているのだろうか? <mi2ru>

魔王

【ストーリー】 素直で無垢な少年に芽生えた残酷な一瞬の願いが現実になり、女神が自分にはついている、俺に逆らうと祈っちゃうぞ!と勘違いしたまま大人になったアベルだが、自分も無垢な少年のままセックスも下手なまま、子供好きでカメラが好きで、街の子供を撮っていた。 そこで知り合った少女の裏切りにより、いたずらされたとポリスに勘違いされ、戦争に送られてしまう。そこで紆余曲折を経てフランス人捕虜となったアベルは、ナチス高官のお世話をする事により、祖国に帰らない運命を与えてくださったのだと、ドイツ軍についていく覚悟を持つ。戦火がドイツにも近づき、士官学校で子供の世話をする事になったアベルは、近所の少年と友達になり、学校に連れてくる。 教官はアベルに、「どんどん連れてこい」と喜ばれ、気づく事もなくたくさんの子を連れてくる。子供好きゆえに面倒を見る事に生き甲斐を感じ、充実した生活を送る。一生懸命な姿に子供達にも好かれるが、庶民には子供をさらう魔王と呼ばれてしまう。純粋ゆえに気づかないアベルも、ドイツが敗戦し、運命に翻弄されたと気づく。それが彼の目覚めだった。
【レヴュー】 巧みな映像、間、は素晴らしいの一言です。でも途中まで眠かった。どこまで引っ張るか・・思っていたらラストはうってかわって素晴らしい!!宗教映画でもあり、芸術作品でもあり、かといって小難しく語る事もなく、彼の激情が、少年をかついで冷たい広い池を渡るそのシーンだけにこめられているといっても過言ではない。 映画の醍醐味をもう一つかいま見た気がしました。 <長森 香織>
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