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夏至のお祭り

夏至のお祭り

一年で一番昼が長く夜の短い日、つまり夏至の頃に、ドイツの 多くの都市でSonnwendfeier(ゾンヴェントファイアー:夏至 祭)が開催されます。

夏至と冬至の「至点」の語源は、ラテン語のsoltitium、ギリ シャ語のイリオスタシオンで「 太陽の静止」を意味します。ドイツ語では、「太陽の角度転換 の日」と名づけています。北緯66,6度以北の北欧などでは白夜 になる日です。

さて、夏至祭の発端はキリスト教化以前に遡ります。夏の始ま りに、その年の実りある収穫・暖かい季節を待ち望んでキャン プファイアーを行い、その薪を果敢に飛び越すことが新生、清 浄、肥沃のシンボルとされました。

これをナチスが「ドイツ民族祭」の一環として扱ったこともあ りましたが、その後キリスト教会は、聖ヨハネの日:6月24日 を夏至祭と定め、現在では社会的・宗教的背景を語らず、日本 の夏祭りのように楽しく催されます。
バイエルンの飲み歌、ポップなど…
雰囲気を盛り上げるよう生演奏のバンドも用意され、大盛況

さて、ここはミュンヘンの隣町ノイビーベルクの夏至祭…

芝の上に高さ約4メートル、直径約3メートルに薪が山積みされ、こ れが日の入りに合わせて点火されました。

こういったお祭りでは、大抵Bierbaenke(ビアベンケ)と呼ば れるビアガーデンでお馴染みの長いす(5、6人用)・長テーブ ルが多数設置され、みんなビールを飲んだり、ソーセージ、フ ライドポテト、バーベキューのお肉やブレッツェルを食べたり します。

ここでもメインの薪を囲むようにビアベンケが120ほどあり、 全席満席、立ち見の人も大勢。炎が薪の頂点に達すると、風下 に座った人たちはもくもくの煙に埋もれます。

夜の締めくくりは盛大な花火で飾られました。

木場澄江 from ミュンヘン


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