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「盗む」が慣わし?メーポール

「盗む」が慣わし?メーポール

毎年5月1日は、ドイツ、オーストリア、スイス、ロシア、メキシコ、タイ、朝鮮等、世界各国が休日。

公式名は「メーデー」だったり「5月祭」だったり「労働祭」だったりします。 古代ローマ帝国に遡り、花の女神フローラを褒め称えるお祭りに始まったと言われています。

今日のドイツ各地では、前夜・4月30日から「5月踊り入り」と称するお祭りも催され、5月1日には メーポール(6、7メートル以上ある木柱に装飾したもの)を人力で立てる儀式が行われ、ビールと共に春の訪れを祝います。 16世紀頃からはじまったこのメーポール設置は、毎年ではなく数年に一回行われ、これがあると町中が活気に満ち溢れ、盛り上がります。
のどかなお祭り風景
携わるのは民族衣装で着飾った男性。 吹奏楽団が伝統音楽を演奏する一方、「よいしょ」と少し持ち上げては大ジョッキのビールを…

ラジオ局も盗みを働く?笑

大切なのは、このメーポールが、設置前(準備中)に隣町に盗まれないようにすること。 何だか変な響きがしますが、今年もアンテネバイエルンというラジオ局が「各地のメーポールを頂いてしまおう!」というキャンペーンを行い、20人近くのチームを結成し、 バイエルン州からベルギーに奉献されるべく用意されていた14メートルもの政府公式メーポールや、その他各地のメーポールを盗んでいました。 盗んだ翌日には「実はうちのラジオ局で盗みましたよ」と勝ち誇って聴衆にアピール。

盗まれた側は、昔からの慣わしで、町のシンボルを盗まれた恥隠しとばかり、沢山の貢物をして泣く泣くやっとメーポールを返してもらうことになっており、 このラジオチームは「その町での一年間無料駐車了承」や「全員がバウムクーヘンを貰う」など受けているそうです。

私が今年設置を見に行ったメーポールも実は盗まれそうになったらしいですが、地元の人がそれを見つけ、ぎりぎりで盗まれずに済んだそうです。



木場澄江 from ミュンヘン


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